Billetでも人気のアクセサリー作家、杉野葵さんのブランド・mauveの展示会を、6/17から2週間トリトンカフェで開きます。
ほっとするような自然のモチーフやナチュラルなフォルム、そして華奢であったりミクロサイズだったりする繊細な持ち味が調和した、温かみのある彼女の作品の背景にあるものとは…。
トリトンカフェでの展示会に先駆けて、Billetサイト上で少しご紹介いたします。
"next"をクリックすると杉野さんのエッセイが、mauve商品一覧はこの下方でご覧になれます。
千葉で生まれ育ちましたが、自然に囲まれた中で暮らしたいと、長野に1人で引っ越してきました。
毎日、違う表情の山や花や空気や風に感動します。
とくに、花や葉っぱや枝の造形美にはいつも驚かされます。そういった生活のすべてがインスピレーションになっているのだと思います。
長野に移り住んで8年になるという、mauveデザイナーの杉野葵さん。彼女の言葉から、澄んだ空気の中で作品作りをすることの楽しさや誠実さがすっと伝わってきます。
小指のツメほどの小さな世界で、ことりが向かい合ってピーチクパーチク鳴いていたり、風で葉っぱがゆらゆらしたり、うさぎがプロポーズしていたりする物語があります。手を休めて外を見た時にとまっていることり達、風でゆれているりんごの木や家に遊びにくる猫ややわらかい白い雪。たくさんの物語があってそれはふつうの日常の暮らしの中から生まれます。大切にしているこの根っこの部分の上に、次はざっくりと大きなデザインを決めてから、小さく小さくしていきます。
アクセサリーは身につけるものですが、体につけた時のバランスとつけていない時のバランス、どちらもとても大切です。0.1ミリ単位の小さなことをずっといじっていたりもしますが、そのポイントを探る作業はとても好きです。心地のいい集中で、音と音の高さ、ピッチを合わせるときの耳の集中とよく似ている気がします。
リングやバングルに刻印された、小さな小さな数字。
いつもトンッと打ったあと、きちんと刻印できたかどうか、いちいち虫眼鏡で確かめるという杉野さん。その姿を想像すると、静かな空間の中での職人気質な杉野さんを思い浮かべられます。
昔はつくる自分と日々生活する自分を別として考えていて、すごくバランスが悪く感じていました。自分から生まれる作品は自分自身そのものであり、制作することも、ご飯を食べることも、仕事をすることも眠ることもみんな同じ自分なんだなあ、とそれに気づくまでに6年が必要でした。
人は日々変化します。その時その時の自分にとって必要な環境が与えられて、それは良いことでも悪いことでも自分でクリアしていかなくてはいけなかったことです。そのうちに自分の変化は作品の変化とシンプルに考えたり、感じたりできるようになってきました。
いいものを作る為の努力や勉強はあたりまえのことであって、もちろん制作をするうえでの譲れないポイントはありますが、こだわりを捨てること、人に言えるくらいのこだわりならいらないかなと思うようになりました。
作品のことも自分のことも言葉として人に伝えることは苦手です。だからものを通して少しでも伝われば嬉しいです。
それには日々の生活を大切にすること。
家族も元気で、大好きな人達がいて、自然に囲まれて好きなことをして生活をしています。
そんな今の生活は自分にとっては何よりもぜいたくです。多くを求めずに、小さなことに満足をして、怒ったり、笑ったり、泣いたりして楽しくものをつくって生きていきたいです。
今、アトリエとして改装中の古い蔵。
100年前の蔵…と思いきや、なんとなんと、200年前のものだそうです。
古いものを大切にされる杉野さんらしい佇まい。
展示会のときのカタログは、作品の背景がいつも自然。切り株の上にリングが置かれていたり、木の枝にネックレスがそっと置かれていたり。「切り株の上でっていうのが多いですね」と言うと、「長野の自然の中で作ってますから…」と晴れやかな笑顔で答えてくれる杉野さん。その笑顔がとてもまぶしくて、この人好きだなーと思わずにはいられない。その健やかさが作品になってるなあ と。
今年の2月に展示会を訪れた時、小さな小さな真鍮の花器が備品として飾られていました。
それがかわいくて素敵で、アクセサリー以外の作品は販売したことがないと言う杉野さんに、ぜひトリトンカフェで展示会を!と提案し、その場で日程まで決めてしまったという意気投合さがうれしい展示会、「mauve アクセサリーと真鍮のコモノ」展は6/17から2週間開催します。
ご紹介していない作品もたくさんありますので、ご都合の付く方はぜひ神戸までお越し下さい。
*Billetをご覧の方限定のノベルティもございます。
詳しくはこちら!
神戸市中央区中山手通1-23-16 2F MAP
www.triton-cafe.jp Tel. 078 251 1886
Open 12:00-20:00 Close WEDNESDAY
杉野 葵
mauve デザイナー
1977年 千葉県生まれ
2002年 生活と制作の拠点を長野に移す
2005年 松本クラフトフェア初出展
2008年 rooms初出展
以降、長野県内で作品展を中心に活動、年2回東京でアクセサリーの展示会を行う
『mauve』のアクセサリーと、真鍮で作られた小物を集めた展示・販売会を、神戸のトリトンカフェで開催します。
Billetサイトでご紹介していない作品もたくさんありますので、ご都合の付く方はぜひ神戸までお越しください!
イベントは終了しました。
神戸市中央区中山手通1-23-16 2F MAP
www.triton-cafe.jp Tel. 078 251 1886
Open 12:00-20:00 Close WEDNESDAY
期間中、トリトンカフェのレジにて
mauveの商品をお買い上げいただき、
「Billetの特集を見た」と
言っていただいた方に、
mauve × Billet・TRITON CAFÉ
オリジナルミニタグプレートを差し上げます。
※ なくなり次第終了